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まず、返本制度があることが理由で存在していた、再販価格維持制度が無くなります。つまり、書籍が定価販売されなくなります。書店でバーゲンセールをやるようなことも、珍しくなくなるでしょう。

書店は今までのように返本ができなくなるので、ラインナップを厳選するようになります。恐らく、どういう本を並べるかで、書店の特色が出るようになるでしょう。というか、特色を出さないと間違いなく生き残れません。逆に言うと、新刊がどの書店でも並んでいるような状況は無くなります。

自転車操業状態の出版社は、息の根が止まります。今は、取次店へ本を卸すと代金全額が支払われるのですが、返本があるとその分の代金を返金しなければなりません。その前に次の新しい本を発行して、それを返本返金代に充てているという話です。それができなくなります。

出版社は新刊初版の部数を、今までより抑制することになるでしょう。今まで取次任せだったのが、書店側が仕入れのイニシアチブを握ることになるからです。つまり、返本を見越した刷り部数、なんてことはできなくなります。現状、返本率は平均で4割です。

初版の刷り部数が少なくなると、著者の収入も少なくなります。今は多くの場合、原稿料とは別に、初版印税というのが収入になっているはずですが、それが少なくなります。恐らくこれを期に、電子出版同様「実売印税」という形へ移行していくのではないでしょうか。
出版業界に激震!?書籍の「買い切り」制度導入で何がどうなるか: 物語を語ろう。物語を創ろう。 (via kikuzu)
via gunsgun
Posted on Thursday, March 1 2012.
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